2018年1月31日水曜日

現実は最大の教師/青のめぐみ・ブルーソーマ


ウルグアイ産アメジストの美麗クラスター(up待ち)

今日は「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」。夜の22時代、皆既月食も見られるそうで、何か大きなエネルギーの潮流もありそうですね。この後降り始める?雪とともに、また根底からの純化、魂(ソウル)レベルのピュリフィケーションを、各人が促されるような気がします。もちろんそれをキャッチしてこの機会に乗る人と、そうでない人に分かれるのだろうけれども。

今日はラインのメルマガ「ブルーム通信」を配信しました。Manoa さんの石コラムはマグネタイト。私の方はこの時期、思い出される20代の仏教徒時代の「寒行」について触れてみました。金星に礼拝し、過去生の罪を懺悔するために水を被る。何となくですが、今年降る雪には同じような、エネルギーのテーマを感じています。サロンのお客様がたのテーマも、自然と「報われない愛」「奉仕によって傷付いた魂の記憶」「創造しても破壊される」など、キーワードに共通するものが出て来ていて(これらは皆、お客さん自身が感じて口にされている言葉なのですが)、前回の記事に書いたような集合意識レベルの「愛・奉仕・・・への破壊」それが「癒される」という時期なのかもしれないと感じています。


さて、そんな中、苦労・努力の末に報われた愛の奉仕・・・のお話です。

生粋のイギリス映画で、舞台は18世紀のイギリス。監督がイギリスの俳優で固めるとこだわった結果、イギリスを代表するような名だたる俳優たちが共演しています。

政治を舞台にした実話。賛美歌の「Amazing Grace」に因んでいますが、ストーリーの本流はイギリスにおける奴隷制度廃止のために、議会で闘い続けた一人の国会議員と、少数ながら彼を助け長い時をかけてともに闘い、本懐を遂げた仲間たちの面々を描いています。ハリウッドで今をときめくカンバーバッチが、主人公(ヨアン・グリフィス演じる)を支え時に刺激する親友であり24歳で首相になったピットを演じている。

同じ奴隷解放のテーマとしては、ハリウッド発、スピルバーグの『リンカーン』がありますが、やはりアメリカとイギリスの個性は当然ですが色濃く、イギリスは、帝国主義や植民地支配、産業革命など、世界の害になるようなことをわりと率先して行なっている国でもありつつ、市民革命は混乱を極めたフランスとは違い、無血開城・・議会レベルで実現していますし、奴隷解放も議会での長い闘いの末になされ、アメリカが南北戦争という犠牲を経なくてはいけなかったのに対して、法や議会の場で革命・改革が遂行されていくというのが特徴と言えそうです。

そういう意味では、やはり行儀の良い国・紳士の国というか、日本にも通じる理性や道徳心を重んじるゆえなのかな・・と、『リンカーン』との比較からも、感じました。狭い国土に国民がたくさんいる島国というのは、己を解放するよりも、やはり秩序を大事にするという気風が自然と、定着していくのかもしれません。主人公ウイルバーの純真で真面目、どこか幼いおっとりとした誠実なキャラクターや、彼の周りの人々の思いやり、とことん闘った末に議会で負けた折に紳士的に相手を賞賛する敵対勢力の議員たちなど、イギリスらしさを見せてくれる映画でした。

そんな人々の、正義のために戦い続ける姿の美しさと、最初は孤独な戦いであって、「若さと健康を犠牲にした」主人公の十数年に及ぶ奮闘、挫折から・・少しずつ理解者が増えていき、彼を支える人々も増えていき、やがて逆転する時が来るという清々しい時間の流れが映画の後味としては強いのですが、もう一つの輪としてはやはり、奴隷制というものがわずか200年前に、実際に世界各地で存在していたということへの、改めての驚き、疑問や憤り。人間って、そんなことをするのだ・・と改めて。イギリスだけでも1100万人のアフリカの人々を「奴隷にして」船でアフリカから新大陸へ運び、現地での労働に就かせていたという。船旅で、半数が死んでしまうのだとか。現地の過酷な状況でも多くの人々が亡くなったという。

わずか200年前に、そんなことが起きていた。イギリスだけでなく、フランスもアメリカも・・・主人公ウイルバーフォースは、キリスト教者として熱心で、途中で政治家を辞めて隠遁したいと願っていた時期があり。蜘蛛の巣や、天にいる神に語りかけたりすることに喜びを感じている自分はもう、政治家は無理だと感じている頃に、奴隷解放運動の活動家の人々に懇願され、政治の場で、信仰心を形にすることで世の中を変えるのがあなたの使命だと・・人々の願いを引き受ける形で政治の場に残り、体を壊しながらも長い時をかけて、法案可決を実現する。信仰心という強い土台があればこそ、成し遂げられたと言えるかもしれません。

賛美歌「アメイジング・グレイス」は、彼が子供のころから世話になった神父が作詞作曲したものだそうで(実話)、神父は奴隷船の船長として働き、2万人の奴隷を新大陸に運んだ。ある時に自分の「罪」に気づき船長を辞め、聖職者になり、贖罪の心を持ちながら神に仕え、「このような罪深い私でも神はお許しになった、なんという恵みだろう」という、その歌詞に思いを込めているのだとか。

良い映画です。俳優陣もそれぞれが、イギリス映画では主役を張るような人たちばかりが出ている点でも、クオリティの高い作品。

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2週間ほど前のある日、サロンのお客様からのメールをきっかけに、この曲と、アフリカ大陸について考えていました。今、アルクトゥルスが宇宙光線としては来ていて、個人的にはアフリカ人種、ネグロイドの人々には、アルクトゥルスのDNAが入っていると以前から思っていたのと、昨秋のミュンヘンショー由来の石達の仕入れで出会った、タンザニアの新しい鉱山のクリスタルがとても特別な光を放っていて、それを、ここ最近書いていた「アルクトゥルスの青いエナジーをチャージしたクリスタル」に使用しようと、決めたタイミングでもあったので、偶然ではないものを感じて、以前から見たいと思っていたこの映画を見たのでした。

映画と、アルクトゥルスはもちろん関係ないのですが(笑)、タンザニアクリスタルを昨秋、手にした時期には、「ジェネシス」の光線が3つ追加になった時期、つまり「後期エルフ」の情報を整理しているところで、タンザニアと、後期エルフ・・が何らかの関わりがあるように感じていたこともあって、土地としてタンザニア、そしてアフリカ大陸がこれから、アースワークレベルで解放が進んでいくように思っていたところでもありました。後期エルフの戦士たちが関わっているのか、アトランティスにおけるその壮絶な闘い自体が関わっているのか、分かりませんが・・・

タンザニアのクリスタル、今この時期に「新しく見つかった」として、これまでのタンザニアマスターとは全く違うサイズや特徴で現れてきたことに、とても運命というかご縁を感じていたのです。そしてなかなか、リュミエールにアップしないままここまで来てしまいましたが、ようやく先週、アルクトゥルスのエナジャイズクリスタルを「Blue Soma/ブルーソーマクリスタル」と名付けようと決めて、自分が不調だった故にすがるように再接続したエネルギーを、タンザニアとアルプスを1つずつ選び、チャージをしたところです。


タンザニアは上記のような出会いと流れがあり、自然と決まりましたが、アルプスの方は、やはり以前からアルクトゥルスとの関連を感じて来ているので、まずはこの二つの産地に的を絞り、それも、ブルーソーマに似合いそうなものをチョイスし、出していこうかと思います。

透明感のある青いエネルギー「ブルーソーマ」は、ソウルシステムを生成するGATエナジーとは違い、アンタカラナと肉体システム(オーラやライトボディ含め、ここに物質化して生きている我々のシステム)の間の調整を行う栄養剤と言えます。流れをスムーズにし、変容途中の不安定なシステム、それにより起こる情報の混乱を防ぎ、高位システムと低位システムの間の不具合を修正しようと働きます。

タンザニアクリスタル、アルプスクリスタル・・どちらも青い光を元々、持っている。それぞれが違う時代の、アルクトゥルスの影響を引いているよう。

(ただいま、月蝕真っ最中です)

ガーデンクオーツ(up待ちです)

こちらはチベット。現ダライ・ラマの半生を描いた「クンドゥン」。信仰に生きる人を描く作品の多い巨匠スコセッシ監督作品です。信仰を生きる人々。そこで見えてくる「個として生きるのか」「大きな聖なるもののために生きるのか」という狭間で、苦しみながらも・・・やはり個としての葛藤を乗り越え、使命に身を委ねていく姿を、描いているのだろうと思う。
『現実は最大の教師』
この映画の中で、似たようなことがダライ・ラマのセリフとして語られていたのですが、日常レベルでも本当に、それに尽きるなあと思います。「現実は自分で作る」とは言うけれど、だからポジティブシンキングで望む現実を作っていこう・・・というよりも、さらに深めて、現実から何が見えてくるかに注意を向けていると、「世界が語り出す」

世界が何を見せてくるか、自分に何を体験させ、学ばせようとしているのか。見えてくる現実の様々なピースは全て、教本の一ページ一ページなのだと思います。他者は居るようで、本当は居ない。ダライ・ラマのおさめるチベットは、1000年の非暴力主義、平和を維持してきた国。そこに、中国の「解放軍」が人々を「解放するために」侵攻してくる。その現実をダライ・ラマが見たくて生み出すはずはなく、ダライ・ラマ自身の中に争いがあるから顕現したわけでもなく。

世界とはどのようなものかを知る・体験するために、魂が用意していた脚本から、現実は生まれている。今生の自分にとって「世界はこうである」と知る必要のある世界が、展開されていく。大事なのは、「体験し、知っていくこと」なのではないかと・・この映画を見た時も、最近も、思いました。一人一人が世界を生み出している。

その中で、何かを貫くことで、ようやく一つの学びのテーマが消化されるのだと思う。ふらふらと迷っていると、散漫に現象世界の中でずっと同じエネルギーの使い方と、時間を、浪費していくことで時が過ぎていく。感情で味わうことは、本能(第2チャクラ)に様々な体験をさせること。それは体験し味わっていくことにはなるけれど、「知っていく」ことへとアップグレードするには、起きている現実の一つ一つから、学びの要素を汲み取り、実際に学んでいく必要がある。

そうなった時に初めて、螺旋の坂道を一つ、登れるのだと思う。自分を見つめることと、世界(現実)を見つめることの境目がそのうちに溶け合い、主体と客体さえ元は一つなのだという感覚の中で、世界(現実)を抱擁する。見たかったものを生み出し、見つめて、味わったのだという一連に、一つのグラマー(幻想世界)から抜ける感触を得る。そして次の幻想世界へ。その繰り返しをしながら、螺旋を登っていく。

宇宙の仕組み、エネルギーの法則を、結局は「現実」という仮想世界を通じて今は物質界ヴァージョンで学んでいる私たち。日々の現実は、最大の教師。

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今日はこのくらいで。。
Love & Grace
Amari