2017年10月27日金曜日

『善に強く』サットヴァで生きる




運命の出会い。
・・と感じることが、石はよくあります。

去年のミュンヘン由来のクンツアイト私物。そして、今年のサンマリー由来から入荷していたアクアマリンのうち、色で選んだ(私物の)1点でしたが、ある日並べてみると、形や磨き方がそっくり。同じ職人さん、同じ工房の手によるものだったのか。。それにしても、他の個体ではなく、これらだけが、それぞれ、このフォルムをしていたのだから、すごい偶然。もちろん必然。運命を感じます。

クンツアイトは光に溢れていて、本来ひたすらに優しいものが、無垢なまま地上に届いているゆえにパワフルという感じ。地上用に翻訳されていないそのままの光という印象。アクアマリンなどベリルは、人の手・・というと変だけれど、鉱物界に物質化するにあたって、意思や意図が「存在」レベルで入っているような感じがする。だから、こうして並べていて、色もお似合いだし、形もそっくりだけれど、やっぱり伝わってくるものは違う。

クンツアイトは、スポデューメンの仲間です。
こちら(下写真)は、出会った時は美しいブルーグリーンでした。ヒデナイトに入るのかな。ブルー系やイエロー系のスポデューメンは、日光や蛍光灯でも色が変わっていくことは知っていたけれど、敢えて自然に任せてみて、数年。今ではシャープなアイスブルーに。光の塔のようにも見える。このスポデューメンに寄せて、最近想ったことのひとつを、綴ってみようと思います。



『善に強く』
私は19歳から29歳までの10年間、仏教徒をしていました。先祖供養を真面目にやっている、現実もしっかり生きながら、親を大切に、女性は男性を立てて半歩下がって、など、儒教的な人間力(←が、まだ若い私には受け入れにくくもありましたが)、穏やかな優しさを説く、平和的な信仰でした。怪しさ、汚れたところもない。。とはいえ、信仰では幸せになれないことを悟ってのリタイアでした。

そこで培われたもの、自主的な修行や実践で身についたことは、ヒーラーになってから、とても力になっていると感じています。スピリチュアルな世界での落とし穴や、低次エネルギーのあり方と影響、光と闇の攻防が実際に存在していること、信仰者として何が危なくて、どうあれば成長していけるのか、そして現実を生きる自分の糧としていけるのか。信仰というスタイルではなく、元はインド哲学の一派である仏教は、今思えば、ニューエイジとなんら、変わらない。つまり、宇宙のエネルギー法則から始まっている。

もともと、19歳で仏教を信仰することになったキッカケのひとつは、当時話題になっていたシャーリーマクレーンの「アウトオンアリム」でした。『宇宙という大きなシステムそのものが神である』と子供の頃からなぜか思っていたので、シャーリーの語る世界と、ニューエイジなるもの、そして仏教は、私の水瓶座の頭(垣根なし)では、素直に抵抗なく融和しました。ただ、真理をどう語るか。そしてどう実践していくのか。は、さまざま。信仰、、という形態では、私自身は満たされることがなかった。

人にリーディングを受けるという経験は非常に少ないのですが、その最初の機会・・今から14年前くらいでしょうか。チベット僧院で、聖者として半ば幽閉されるように生活していた少年だったと教えて頂き、仏教との縁がわかり、またそれによりカルマが解けたのか、そのリーディングから帰宅したら、信仰を完全に辞めることを決めた瞬間がやってきました。

最近、瞑想していたら「やっと僧院から外の世界に出られたのだから・・・(もっとしっかりやらなくちゃ、、みたいなニュアンス)」というソウルの声を、独り言のように心で呟いていて、自分でハっとして、笑ってしまいました。そうそう、、今はこういう形で、目的は一緒で、何度生まれてもいつも一緒で、けれど資本主義で民主主義の日本という土壌で、封建制もない時代で、自由な一市民として、「それ」をやっているのだから、もっと、やれることがあるだろうというような相談?を、自分の中で魂とやっていたような感じでした。夢をもって奮闘して破れるとか、シングルマザーで実生活に追われるとか、魂はやってみたかったのだろうな。体験を積み、そしてそれらの体験をうまく活用しながら、人生の本題へ入る。

『私は人類を自由にするために存在している』
クリシュナムルティは、そう語っていました。

人間はみな其々、ワンネスの世界に貢献するための魂の役柄を、用意しているのですよね。ただ、そこに辿り着くまでに、たくさんの邪魔が入る。そんなことをしながら、生まれ変わり、時にコースアウトし、しばらく戻れなくなり、やっと戻って、また逃げたりと、体験を積みたいだけ積んで、ソウルセルフと共有していく。そうこうしているうちに、コースアウトする(いわゆる自由意志を行使する)ことにも飽きてしまい、それをしない人生、という設定を、いつかするのだと思います。

仏教徒時代によく、耳にした教えのひとつに、『善に強く』というのがありました。人間が生きる世界は、悪が31層、善が32層で、1層だけ善が強いことになっている。それくらい、競り合っているいわゆる二元性の世界、というのがここ最近の・・アトランティス人種期からの・・・作りになっている。人類は常にこの二つのエネルギーの間を揺れ動き、最後の1層だけ強いはずの光に、寄っていなくてはならない、ということなのでしょう。けれどそれは絶対的な世界の有り様ではなく、自分の中に揺らぐ二元でないシステムを作れば良いわけです。ニューエイジ的に言うと。

「悪」というと大げさに聞こえますが、愛ではないもの、生み出す力ではないもの、と考えると、ネガティブな感情や思考、不安や恐れなどなど。仏教でいう煩悩、欲や利己に根ざしたネガティブな要素のすべてがそれだと、感じてみてください。やはり日々、揺れ動いていることと思います。自己不信や、他者への心配、批判精神なども含めて。足を引っ張るような社会通年や他者からの影響に心や行動を左右されることも。

それらに負けない人であれ、という教えがその『善に強い』という言葉に込められていて、善といっても、三次元の誰かが決める善悪ではなく、宇宙的な善であると私は受け止めていました。それは、やはり愛とか、自己や他者を育み育てていくエネルギー、調和に通じるものを創造していく力であると思っています。日本語の善というと、どうしても二元論に聞こえてしまうのですが、個人的にこれは、インド哲学でいう「サットヴァ」だと考えれば良いでしょう。

善性。純粋性。穢れがないこと。

または、神道でいう「清き直き心」。

冒頭に書いたクンツアイトについての文章のように、純粋性がそのまま降りて来ていて、この世界に翻訳されることのないもの。ゆえに、二元の善悪を超えているもの。宇宙的にいう善、が、なぜかイメージ出来る。みんなどこかでそれが何であるか、知っているのではないでしょうか。

以前、アーユルヴェーダの講座に参加した折、本格的にインドに学びに行かれているようなヨーガの先生が参加者に多かったのですが、「サットヴァを高めて・・・」なんていう会話が、普通に休憩時間に聞こえて来たりして、アーユルヴェーダもヨーガも、同じ一連の宇宙観のもと、人間に生まれてサットヴァを高めていくことを、説いている。医学であるアーユルヴェーダでは、サットヴァを高める食品などもある訳です。

『善に強く』

そうあるためには、何が善で、何がそうではないか。を知らなくてはならない。自分の現実の中で、動いているものが、エネルギー次元で何であるのかを、感じられなくてはならない。メカニズムを知ること、体感や直観で紐解き、対処できることをマスターし、善に強く生きることで、魂の本来の地上での顕現が開花する。



私物のロシア翡翠と、リュミエールアイテム(Up済みのチューライト)
似合うと感じて、一緒に記念撮影。

今年の秋のエネルギーはかなりなもの。
普段ならば大丈夫な人も、足元を掬われそう。巧妙に仕掛けられて来るから、表向きや頭で組み立てた理論では、見破れないし、取り込まれてしまいそう。自分の弱さに負けない為には、無いことにせず、それを見つめるようにしよう。自分自身を見ないようにするために組み立てた世界に漕ぎ出していったら、その先の現実創造では、歯車が乱れてしまう。

善に強く。ただひたすらにそれをメッセージとして。

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GAT のアクアオーラ、初登場!up準備中

ハロウインですね。
我が家にもハロウインメニューのごちそうや、スイーツを導入してみました。Arganza のインスタグラムに載せたので、よかったら覗いてみてください。

さて!

Arganza からお知らせです。

星巫女のラスト、2018年春からの日曜日に設定したクラスが、おかげさまで定員マックスの4名になりました。平日希望のお声もあるので、新たに木曜日クラスを設定しようと思います。2名以上で催行となります。気になっている方は、ご検討ください。

石巫女もまだ、受付可能です。こちらは土曜日のクラス。定員は4名です。

どちらもカレッジ卒業生を対象とするマスタークラスですが、1月からのカレッジSS特別クラスに参加できる一般の(カレッジ未参加の)方も参加可能です。クラス受講までにカルナレイキ修了の必要もあります。

アルガンザの旧メニューインデックスから、
各ページへお入りいただけます。


11月はカルナレイキ日程をリクエストにより、3種、設定しています(笑・カルナ月間です)。そのうち、2日連続でご用意している28(火)29(水)のプラクティショナー1・2、あと1名入れます。ご検討ください。今年度いっぱいは、カレッジやスクール生ではなくても、初めての方でもご参加いただけます。

来年4月からの新しいスクール「エコールドアルガンザ」の、メインコースとなるインテンシブマスターコースは、ご希望から木曜日に1クラスを設定しました。あと1〜2名入れます。こちらはエナジーワークが全く初めてという方にもご参加頂けます。今後のアルガンザのスクールのメインになり、様々な講座や伝授はその卒業生が対象となります。レイキファースト伝授から始まり、途中カレッジの内容も含まれ、1年で卒業です。


ではでは・・
今日はこのくらいで。

台風予報もあるようですが、お元気に週末をお過ごしください。

Love and Gratitude,
Amari