2016年6月10日金曜日

純白のクンダリーニ


メタモルフォーゼス(ゴールデンヒーラー)
Lumiere にup済み
 



スペイン産ブルーフローライト原石
Lumiere にup済み(sold)

リュミエール・ブランシュ: http://www.lumiereblanche.net


・〜+・+〜・・〜+・+〜・・〜+・+〜・・〜+・+〜・・〜+・+〜・

梅雨ですネ。。広がっていく拡散のエネルギーよりも、上からやってくる水分や湿気に内部に向かわされるようなエネルギーを促されるのと、上空には雲が広がり、陽のエネルギーも遮られるので、肉体や自分の精神の内側へと、自然と誰もが降りていかざるを得ない季節。内蔵などもその「中へ下へ」のフォースを受けて自己主張してくるので、体の不調も出易いですし、当然ながら湿度ゆえに重たい。細胞全体が重くなるような感じですよね。

その分、自分の中の整理もしやすく、重たい要素や、不純物がいつも以上にごまかされずに重さを主張するので、ちゃんと気づけば解放していける、祝福の季節でもあります。宇宙的なリズムに乗っている人は、梅雨の曇り空や水分とともに内省し、気づき、解放した時の清々しさとともに夕方ちょっと覗く夕焼けや(梅雨時はいつもより奇麗ですね)或る日に訪れた梅雨の晴れ間の青空、湿気のない風に、自分自身の解放感と連動するものを感じるかもしれません。

梅雨時は、「内側を見直し整理する時期」と言えるでしょう。

そして身軽な自分を作っておき、盛夏には拡大・拡張です。

さて。。
去年からインド哲学や、インド神話の学びをかじっています。何でしょう、19才から29才まで仏教徒でしたし、そのころから観音様やお釈迦様はとても身近(?)ではありました。インドで生まれた仏教はバラモンの宗教から派生した、というよりその元になっているヴェーダの哲学から派生し、シャカはまるでジーザスクライストスーパースターのように(勝手にそんなキャラクターでイメージしている・・)一国の王子として生まれながらも当時の主流派を蹴って時代を飛び越えた思想を打ち立てた活動家のような。。

それは違っているかもだけど(笑)、とにかくは深遠で宇宙的、そして難解を極めたヴェーダ哲学から生まれたものだと聞いていたし、宇宙視点で語られるインド哲学は天文学的数字のオンパレードで、人間を越えたものだと若い時分に感じた。一方で物語的でイメージしやすい聖書などは、地上向けの読み物なのだろうと。。「インド思想には、きっとすべてがある」と感じつつも、若い頃はとても理解できませんでした。難解で。。

今でも難しいとは思いますが、ここ数年、カレッジのベースとしてアリスベイリー、神智学を読んでいると、それらの地上面でのバックグラウンドのひとつともいえるインド哲学というのは、何となく分かる、という体験をすることが出来るようになりました。そしてインド人の方々がコンピューターや数字に強いというのは頷けますね。宇宙は本当に数学なのです。三次元において数学が苦手な私が言うのも何なのですが。。宇宙は数学、これは間違いない。

そして私たちという地上に在るシステムひとつひとつ、人間のひとりひとりもまた然り。数学・・つまりエネルギーの法則で、機能しています。三次元の数学ではなく、宇宙の数学。

チャクラ論は、ちょうどカレッジ4期でも触れたところですが、古来のインドの思想を合理化し、肉付けし、私たちに近づけた形でサンスクリットから英訳して紹介したのが、19世紀末〜20世紀初頭のヨーロッパの人々です。どうやら、チャクラに色を関連づけられたのもそのころのよう。インドでも色については触れられていたものの、宗派や学派によって諸説ばらつきがあったよう。そして、「白、白、橙、赤、青、白、金」(例えば)など、まったく七色のレインボーではない。白が多いようです。

確かにヒーリングセッションをしていて、チャクラが現在一般に言われている七色で見えるかといったら、そうではない。エネルギーの流れは見えますし、ブロックはイメージ化されますが、赤、オレンジ、黄色・・と見える訳ではない。整理すると、人によって、状況によって、チャクラの色はさまざまだけれど、各チャクラが持っている性質やテーマは、確かに「ルートは赤」「セイクラルはオレンジ」「スロートは水色」などがよく合っている。きっとそのように出来ているのだろう・・・・と、思います。そして七色のスペクトラムを、それぞれのチャクラに入れると、浄化や活性ができる。だから、その色をイメージしてチャクラのメンテナンスを行なうことが、私たちのためになる・・・

百数十年前に、インド古来のチャクラ論を発見し、七つの色と関連づけたイギリス人たちは、そのように結論づけたのではないか?・・というのが、私の考え。

文献を色々と見ていて、もうひとつ興味深かったのが、クンダリーニ。
個人的にはそれほど興味を持っていなくて、あえて開発しなくても自ずと開いていくのだろうと思っていました。カルナレイキのマスターシンボルとして、クンダリーニを拓くというものがありますが、軸やチャクラの並びを整え、ルートとクラウンをバランスさせる・・というくらいに思っていた。何より現在のニューエイジ思想だと、クンダリーニはセクシャリティに結びつけられているような印象があります。

確かに、セクシャリティによる生命エネルギーの活性はもちろんあるかと思います(ハピ/ガイアナの世界ではそれが普通です・・)が、改めて「クンダリーニ」をインド思想の方面から覗いていると、現代で取り上げられ語られているセクシャリティとセットのクンダリーニはあまりピンと来ません。現代において現代人向けに解釈され、語られているものではないかな。本来のクンダリーニは、「そこにすべてがある」「始まりにして終わり」「最大にして最小」であるという万物の源・・であって、私たちを構成する量子の一粒であるという(??)インドでいうブラフマンのエネルギーが、ヒトが生まれてくるにあたって、人の体のエネルギー源であるルートチャクラに据え付けられたものだという印象を持ちます。

そんなことを考え、感じていると、人間のソウルの動物魂ではない部分、オーヴァーソウルから受け継いだ宇宙の純粋な光である部分が、そのまま入っている・・・のが、クンダリーニではないかと、感じました。セクシャリティのイメージがあるのは、クンダリーニが「3回転半とぐろを巻く蛇」であると言われている故の、ヘビ=セクシャリティの印象もあるのではないか。「3回転半」でウスイレイキのシンボルを想起する方も居るかと思います。人間のエネルギー体もシステムであると考えると、何も「蛇」でなくても良い訳です。

エネルギーの渦・・ルートに宇宙エネルギーが上昇しクラウンと一体になるほどに駆け上がると「悟りに至る」という謂われですが、駆け上っていくには途中のチャクラの乱れがあっては行けないし、それぞれのチャクラが抱える不健康が改善されてなおかつ活性されて、主要な7つのチャクラ(ルートとクラウンの間の5つのチャクラ)が軸からそれずに整列していなくてはいけない。その状態が出来た時に、ルートに内在する純粋な宇宙エネルギーが、宇宙への入り口であるクラウンチャクラまで駆け上り、そこで一体化する。

想像力で解釈すると、地上エネルギーの素であるルートに仕込んでおいたクンダリーニエネルギーが、純度を保った状態で活性し、地上での生を、生き様をマスター出来た時に、つまり地上的なサバイバルの要素(ルートチャクラ)でさえ宇宙の純粋な光という始まりであり終わりである結論に到達できた人生を送った場合に、その人の中で、天と地が一体となる訳で、クラウンまでルートのセイメイエナジーが駆け上がり統合される。。その途中のチャクラも皆含めて、全体が清らかな純白の光で統合されるほどに、クリアリングと活性がなされたという状態。

ならばそれが、「悟り」と言われるのも納得です。人として生きてみなさい、というハイヤーセルフからの課題を、野蛮性や闘いや分離や二元性が満ちるこの世界で、やりきって、なおかつそこに穢されずに宇宙由来の純粋さを守り切ることに成功した魂。「合格通知」を貰う。それが、クンダリーニの上昇=ルートからクラウンまでの統合、ということなのだろうと思います。

色々とメタフィジカルな情報も行き交う中で、「パワー」に偏らず、調和(喜び、楽しさ)重視にも偏らず、バランスよく学び、生活や人生を変えていくことは、難しいことかもしれませんね。。でも、冷静になってみると実はとてもシンプルで、「エゴ」(自我、進化に向かわずにいようとする、時に進化を疎外しようとする逆の力やそのネットワークにほだされてしまう)に『都合のよい』方向へ行くのではなく、愛の周波数にチューニングしていれば、そんなに難しいことではありません。

そうですね、、「愛の周波数にチューニング」それ自体は、難しいことではないかもしれません。ある程度浄化が出来ていれば。。ただそこから先の歩みで、「愛の周波数にチューニング」し続けようとしている自分を、そんなのやめちゃいなよ、おかしいよ、普通はこうだろう、先々のことを考えてこうするべき、などなどの、三次元的な恐れや怠惰の道へ、誘導するような現実も現れて来ますよね。それは他者の問題ではなく、自分の中のエゴが見せるマーヤー(幻想)なのですが、それを越えられるかどうか。または越えるのか否か。そこに、時間をかけていることが多いようです。そして、色々なワークを受けてエネルギーの器が広がり、光が強くなる時こそ、そんなマーヤーがやって来ます。

残念ながら、そこで本当に「ズドン」と転落するような姿も、過去に幾度も見て来ました。そうなると、また長い時間をかけて、場合によっては来世に、やり直しです。とても前向きに、メタフィジを、エネルギーを学ぼうという方々が増えて来ています。拡大拡張をした時こそ、足下をすくわれないように、自分自身のエゴの声に負けないように、また外部からも実際に存在する逆のネットワークに(そうは見えない形で現れる)絡めとられないように。。

自分の中で、その純白さが全身、全オーラ、全システムを貫いた時に・・
ワンネスがあります。
いきなり、気持ちだけでワンネスには飛べません。(笑)

地上で生きること。この地球というフィールド、それもこの数万年の難しい時代と仕掛けの中で生きること・・それをクリアし、肉体や物質界の重さや現象化という仕組みの不便さの中で人として生ききった時に、クンダリーニの統合が起き、自分の生を「マスターした」人が、アセンドして行きます。その魂にとっては、この世でも別の世でも、ワンネスを感知しながら全存在として生きることになります。

人生をマスターする。
それは、三次元的な視点や思考でいう「成功する」ことではありません。

チャクラを整列させることであり(笑)、それが顕現していく現実の中、更にハイヤーセルフの意図や感性を生かして、地上人として生ききることです。天と地の融合を、自らの中で完成させる。

枯渇して弱っているルートチャクラは、まずはまっ赤にして、地上で生きる人としてのエネルギーを常在させるようにしなくてはいけません。そしてそこから先、純白の光が貫くシステムに向かっていくには、ルートとクラウン以上のシステムが連動する。。。ために、その途中途中のチャクラのテーマが、ひとつひとつ、上がってくることと思います。第二の現実力・活力、本能や欲望の浄化、第三の強化とセルフパワーのパランス・情報処理能力、第四・・ハートにある問題、男性性・女性性エナジーのバランスと統合、第五のスロートはコミュニケーションや集合意識との関係性・・・

クンダリーニと呼ばれる、純白の光が、クラウンの宇宙意識と結合するのは、それらの課題をやりきった時。

その途中には、感情や思考の形態もどんどん、変っていきます。変容せざるを得ない。
エゴが抵抗するとき、苦しみ、葛藤が生まれますが、
出てきている「課題」と自己が分離しなければ、葛藤しないので、苦しみは生まれません。

やはり宇宙は、そしてその一部である地球も、私たちも、数学なのです。

正確で狂いなく、そこにあるエネルギーを宇宙は見せてくる。人間は感情を持つので、そこで苦しくなる。見せられたものと、自分の中にある感情(エゴセルフの反応)が摩擦するから。摩擦した時、どうするか。現象が、自分自身であることを知る。知ろうとする人の前に、道が拓けます。

ワンネスもアセンションも新時代も、外からやって来るものではない。
自分の内側で、成し遂げるもの。





ソフィア、2つ目の神殿



================================


「星巫女専科コース」



1席(土曜日クラス)の空きが出ました。卒業生の皆さんを対象に追加募集。
(日曜クラスの空きは埋まりました)

詳細はこちらの記事をご覧下さい。メールにてお申し込みください。

================================




ではでは・・

Love and Grace,